シニア起業してからの収入はあまり気にしなくても良い?

シニア起業をする場合は収入のことも考えなくてはいけません。シニア起業は収入を気にせず事業をしても良いのか?というと、そうではありません。例えばシニア起業をした人が、今までの蓄えや年金、何らかの方法で収入があるという人は起業で収入を得られなくても生活していくことができます。

こういった人は起業に失敗してしまっても生活していける可能性も高いため収入はあまり気にする必要はありません。ただし起業時に融資を受けた場合には借金返済をしなくてはいけないため、融資を受けたという人は注意が必要です。

次に蓄えや年金が十分ではなく、生活費などで困っているという人が起業をする場合はある程度の収入は必要です。そのためお金に不安がある人は稼ぐことを考える必要があります。

シニア起業で収入をあまり気にしすぎることはよくありません。むしろ積極的に収入を得ない方が起業を成功する確率が上がります。なぜ積極的に収入を得ない方が成功しやすいのか?というと、差別化につながるためです。

例えば積極的に稼がないと考える人は商品を売る時に価格を比較的に低めに設定する人もいるでしょう。価格が低ければそれだけ買ってもらえる可能性も上がるため、他よりも安いという点で差別化され、結果的に収入につながります。

これが積極的に稼ぐ人だと、収入のことばかりを考えて商品に高い価格を付ける人もいるのではないでしょうか。高い価格を付ければ一つ売れるだけでも大きな利益となりますが、価格が高いものは手が出しにくいです。そのため売れ残ってしまうことになり収入になりません。

また収入のことを考えて事業をしてしまうと、無理な働き方をしてしまう可能性もあります。例えば休みなく毎時間働くなど、収入を得ることを考えれば有効ですが、場合によっては体調不良になり結果的に事業継続が不可能ということになりかねません。

しかもシニアということで体力が落ち体調不良にもなりやすいため、収入のことばかり考えて働きすぎることはよくありません。積極的に収入得ないという考えで事業をした方が成功する可能性も高いためシニア起業をする時に活かしてみてください。

とはいえシニア起業をする人の多くは、「社会貢献」「生活できるだけの収入で十分」「経験の還元」といった考えで起業をする人が多いです。収入は大事ですが、収入のことばかり考えて事業をするのではなく社会貢献を考えて働いてみることも検討してみてはどうでしょうか。

シニア起業で成功させるコツがいくつかあります。収入面はやはり身の丈に合った収入を得ることを考えて働くことが成功のコツです。勤務時間は自由なため疲れた時は休んだ方が結果的に効率よく働けます。費用はできるだけ無理のない範囲で出し、無理な運営をしないようにしましょう。

最後に起業をするのであればやはり楽しむことも重要です。楽しむことができれば生きがいになるため、成功もしやすいですし、健康促進効果にも期待できます。

シニア起業をする場合は生活できる程度の収入を得ることを考え、自分の楽しめる分野でマイペースに働くことを考えてみてはどうでしょうか。