シニアで起業しても収入の保証はない!

起業をすれば今以上にもしくは会社勤めよりも稼げるとイメージする人も多いのではないでしょうか。確かに起業をすれば以前の収入以上稼ぐことは可能ですが、起業をしたら必ず稼げるようになるわけではありません。努力をしなければ当然収入は得られませんし、逆努力をすることで会社勤めよりも稼ぐことも可能です。

シニア起業をする場合は「収入」にも気を付けなくてはいけません。起業をするということは0からのスタートとなるため、収入もほとんど見込めません。会社員であれば毎日、会社で定められている勤務時間内で働けば毎月給料をもらうことができます。

しかし起業となると売れないと収入が0となってしまうため、収入の保証もありません。起業をする人は軌道に乗るまでに「時間がかかる」と考えて、起業した数か月間は収入0と考えておく必要があります。また起業が軌道に乗ったとしても安定した収入が得られない可能性もあるため注意が必要です。

例えば軌道に乗っていても月収が100万円のこともあれば、20万円まで落ちてしまうということも十分考えられます。場合によってはもっと収入が落ちてしまうこともあり、収入はあっても不安定になって挫折してしまうこともあるため注意してください。

起業を軌道に乗せるためにはしっかりと事業に手を付けなければいけません。勤務時間も自分で自由に決めることができるため、意思が弱い人は怠けてしまい収入をなかなか得られない可能性もあります。勤務時間は自分でしっかりと管理して怠けすぎず、働きすぎず自分でよく調節して仕事をしていきましょう。

起業後は収入の保証がないため、あらかじめある程度の蓄えを持っておく必要もあります。収入がない間も生活のためにはお金が必要となるため、蓄えがないと生活していけません。またある程度蓄えがある場合でも起業時に資金が必要となり、資金としてすべて使ってしまっては意味がありません。

そのため、起業後には生活できるだけのお金を確保しておくことも忘れないようにしてください。起業にはどれくらいの資金が必要なのか?生活には毎月どれくらいあれば足りるのか?収入無しで蓄えのみでどれくらい生活できるのか?よく計画を立てておく必要があります。

もしも資金や生活資金が足りない場合は融資や投資を使うという方法もあります。融資や投資であれば起業用の資金を調達することができるため、蓄えを生活費に回ることも可能です。どうしても資金に困ってしまう時には融資や投資も検討してみましょう。

ただし融資や投資は資金を調達できるメリットがある反面、デメリットも存在するため、デメリットのこともよく考えて利用しなくてはいけません。

起業は収入の保証が無かったり、失敗した時にはすべて自己責任だったり、軌道に乗せるまでとても大変です。しかし起業はすぐに成功するという訳ではなく、成功するために失敗も必要になります。失敗した時にはどうして失敗したのかよく考えて、時間に活かせるよう心掛けてから起業を始めてみましょう。